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★「ブッシュ米大統領への公開書簡」 以下の書簡は、パレスチナとアラブの立場に共感するラマラ在住アメリカ人から送られてきた公開書簡である。文中に、イスラエル兵士の暴力を記述した箇所があるが、当サイトのhttp://www.edagawakoichi.com/WAVETHEFLAG/w-gichohunorinjinkarano.htmlにある
<議長府の隣人からのメール> を参照されたい。どちらも同一人からのものである。
2002年4月6日 親愛なるブッシュ大統領 私の名前は、マハ・スビタニです。私は、ラマラの包囲攻撃下に生きる一アメリカ市民です。私たちはすでに8日間攻撃を受けています。昨日のあなたの演説を聞き、この公開書簡を書く気持ちになりました。私はあなたにたくさんのメールを送り、私が言わねばならないことについてあなたが注意を払っているとの自動レスポンスを2通受け取りました。 大統領、私が自分が置かれている状況について申し上げねばならないのは、次ぎのことです。 2002年3月29日、午前5時30分に、50人以上の重装備をしたイスラエル兵士が、私の家を襲いました。ここは、アラファト議長府に対して重要な戦略拠点にあるので、狙撃手を配備したいとのことでした。私がアメリカ人だと言うと、このような行為は、お前の国がアフガニスタンでしていることとトントンだと言い返されました。兵士たちは、私が領事館に電話することも許さず、私と夫を罵倒しました。私はパスポートのおかげではなく、神の恩寵によって、彼らを追い出すことができました。しかし、それは、私の家とオフィスが荒らされ台風にやられたかのようにされた後のことです。この侵入の詳細については、あなたの受信箱のなかにあるはずです。それから5日間、私の家からの眺めは、次ぎのようなものでした。
50人のイスラエル兵たちは、私の家から出ていくと、13歳の少女が家族と暮らしている、向かいの家へ行きました。その家を彼らは2日間占拠しました。その間中、少女と家族は一部屋に閉じ込められました。きょうやっと、少女は勇気をふるっと窓の外を眺めています。
「文明社会とともにあるか、さもなければテロリストとともにあるかだ」 2002年4月4日の演説で、あなたはそう言いました。18歳のパレスチナの少女が自爆し、その際に17歳のイスラエルの少女が殺されましたが、未来そのものが死にかけています。パレスチナ民衆の未来も、イスラエル民衆の未来も。 私たちアメリカ人は、この少女はテロリズムに身を任せたと言うのでしょうか。爆弾だからテロなのでしょうか。 上の写真の少女は18歳ではありませんが、自分と家族があれだけのことを経験させられて、なにかしなければと感じているかもしれません! あなたは先のように言いましたが、18歳のパレスチナ少女をこの程度にしか理解していないのですか。イスラエルの少女も同様の悩みを抱きますが、パレスチナの兵士たちに家に入り込まれることはありません! 「全ての国家は、国連で投じた一票の約束を守って、あらゆる形のテロに積極的に反対しつづけなければならない。いかなる国家も、テロリストを友として選ぶことはできない」 3月30日、アラファト議長府の構内には、私の見える限りで9台ぐらいの戦車がいました。正午に、彼らは兵士たちを乗せて出ていき、他の戦車に代わりました。出ていった戦車のうちの2台が、私の隣家にやってきました。
戦車はその家に接近し、イスラエル兵士たちは次々に入っていき、例によって家族全員を一室に閉じ込めて、そこを占拠し、2日間、軍事拠点にしてしまいました。 「イスラエル政府は、検問所と境界線において、同情を示し、罪のないパレスチナ人たちの日常から屈辱の思いを取り去るべきである。イスラエルは、閉鎖を緩和し、平和的な人々が仕事に戻れるように、速やかに行動するべきである」 ブッシュ様、検問所は、イスラエルではなく、パレスチナの領土であり、テル・アヴィヴを囲んでいるわけではないのです。イスラエルがパレスチナの領土を侵し、国連のあらゆる決議に違反しているのに、どうして同情を求めるのですか。イスラエルが軍事占領に終止符を打つべきなのです。 私の近所では、食物や医薬品は言うにおよばず、電気も電話もまったく通じません。イスラエルの戦車が電柱を倒し、他の戦車はその上を通っていきました。私が目撃した気遣いと言えば、電線が戦車に絡まってしまい、兵士たちが慌てたことぐらいです。冷たい闇のなかに放置されている人々への良心の表明も同情もまったくありませんでした。
昨日、アメリカの特使ジニがアラファトと会うのを撮影するため、報道関係者がやってきました。彼らは、私たちの友であり同志であるイスラエル兵士から、ある出迎えを受けました。私たちアメリカ人がイスラエルと同盟を結んでいるのは、テロリズムと報道関係者と、どちらを追い出すためですか。
イスラエル側は、きのう2-3時間の間包囲を解きましたが、全ての道路を戦車で通行止めにし、泥の山を築いて、人々が車で移動できないようにしていました。私たちアメリカ人は、このような同情を支持するのですか。これは文明ですか、テロリズムですか。
ここには、近所に住んでいる人たちがいます。8日の外出禁止令が解かれましたが、歩いて移動するしかありません。私たちの友人であるイスラエルは、ラマラからテロリズムを一掃しました。しかし、これらの人々は相変わらず包囲下にあります。彼らは、アメリカが除去のために手を貸している潜在的テロリストでしょうか。もしそうなら、我が友と同志のために、私は彼らを特定したことになります。ここに、私の家の近所に、潜在的テロリストがいます、と。アメリカ人が手伝って包囲している、この人たち。そんなことがほんとうにあるのでしょうか。私はわからなくなりました。テロリストってだれですか。
大統領、私たちが9.11になにを感じたか、アメリカ人がどう耐えたかについて、パレスチナの人々は世界のどんな人たちよりもずっとよく知っているし理解しています。いまこそ、私たちが心を開いて、罪なき人々を支持し、35年間の占領に反対すべきときです。
大統領、占領がつづき、日々に罪のない人々が殺されて、生命そのものが破壊されていることについて、世界世論の趨勢は明らかです。私たちアメリカ人は、イスラエルに対して同盟国をよそおいつづけることはできません。世界は、イスラエルの旗とともに星条旗をも燃やしています。アメリカ人はもっと価値ある人間たちのはずです。 失礼を承知しつつ申し上げますが、大統領、あなたの部下たちのアドバイスはまちがっています。闇の王子リチャード・パールは、アブドラ・ビン・アブドゥル・アジズと協調していません。 最後に大統領、私たちアメリカ人は、アメリカのためを考えなければなりません。私たちは、武器供与はともかくとして、30億ドルの援助をイスラエルに与えています。私たちが真に手助けをしたいのならば、間違ったことをしてはいけません。不法な占領と、パレスチナ民衆に向けられるイスラエル国家のテロリズムを終わらせることを求めつづけねばなりません。 |
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