★ビリー・グレアムの息子が忌み嫌う相手

ビリー・グレアム、と言えば、アメリカ人ならだれもが知っている、伝説の伝道師である。アメリカばかりでなく、世界各地で伝道集会を開いた。彼はまた、ドワイト・アイゼンハワーやリチャード・ニクソンと親交があり、自由なアメリカを鼓吹し、共産主義の「悪」を弾劾することでも知られたものである。
この父にして、この子あり、の感が強くするのが、息子のフランクリン・グレアムの、最近の言動である。
ただし、敵愾心を燃やす相手が、父の場合の共産主義からイスラムに変わっている。9.11 から 2 カ月後に、NBC テレビのインタビューに応じたフランクリンは、イスラムは「非常に邪悪で、不吉な宗教である」と述べている。また、昨年刊行された著作『ザ・ネーム』のなかでも、「イスラムの神は、キリスト教信仰のそれではない。このふたつは、光と闇とおなじぐらい異なっている」とも書いた。
イラク戦争勃発後の 3 月 26 日、彼は、イラク国民の戦後の物質的精神的必要に応じるために、救援要員を投入する用意ができているとの声明を発表した。フランクリンは、「サマリタンズ・パース」という救援組織の責任者で、今後の行動計画について、アンマンにあるアメリカ政府機関と密接な連絡をとりあっている、という。

[2003.4.1.]


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