★西海岸からのメール「1月27日の反イラク戦争デモ」

 ↓室謙二さんからのメール。

昨日(1月27日)、サンフランシスコのイラク戦争反対のデモに行ってきました。前の通信でもお伝えしたように、これは全国各地で行なわれたもののひとつですが、その中心はワシントンのデモでした。

ワシントンのデモ参加者は、インターネットで読むと、朝日新聞によれば1万人以上、読売新聞によれば数万人、毎日新聞でも数万人です。ところでワシントンポ スト、ニューヨークタイムス、ロサンジェルスタイムスなどによれば(いずの新聞もインターネット版)、参加者数はTens of thousandsであるとのことで、朝日新聞特派員は、いつものとおり他社のウェブサイトを参考にしたのだろうけど「1万人以上」というのは誤訳で す。

Tens of thousandsという表現は、数万人という日本語よりは、大きい数字だと思う。ロサンジェルスタイムスは、Tens of thousandsと書いたあとのパラグラフで、主催者は50万人と言っているが、それはちょっと大げさで、デモの参加人員を推定するのは困難なことだが、10万人以下であろう、と書いています。昨日読んだオンライン新聞(どこだか忘れた)は、5万人と書いていた。だから日本の新聞は、いずれも間違いに近い。

ロサンジェルスタイムスの記事がアップロードされた時間は、アメリカ東部時間に直すと、デモが終わったあとの午後5時50分だから、他の新聞の記事も同じような時間にアップロードされたと思う。

朝日新聞の記事がアップロードされているのは、東部時間になおせば午前3時36分。

その記事が、アップロード時間の何時間前に書かれたかは分からないが、アメリカの信用できるいくつかのオンライン新聞を参考にする時間は十分にあったはずです。それと特派員は若くて、デモなどの経験もなく、規模についてまったく分からなかったのでしょう。もっとも1万人以上という表現は、論理的には正しい。5万人だって10万人だって、100万人だって、1万人以上だ からね。

これがワシントンのデモの写真。
http://home.earthlink.net/~kenjim/filechute/PH2007012701541.jpg

この写真はflichr.comから。以下のリンクに行くと、いまの時点(東部時間で次の日の午後)で450枚以上のデモ参加者が写した写真がアップロー ドされています。
http://www.flickr.com/groups/44246010@N00/pool/

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デモは数字だけで評価されるものではない。だとしても、まずサンフランシスコのデモの参加者について。

サンフランシスコ・クロニクルは、三千人から五千人と書いていてる。これまでの経験から言って、サンフランシスコ・クロニクルのデモの記事の参加人員の数はかなり正確なので、そんなものかもしれない。もっとも私は二千人から三千人かと思った。

何しろ私たちは、Nancyの仕事があったので、集合時間から1時間半遅れて到着、集会もデモのすがたかたちもなく、あわてて通りで出店をやっているおじさんに聞くと、ずっと前に出発してサンフランシスコ湾のピアに向かった、とのことであとを追うのだけど、追いつかず、港についても何もなし。

それでもプラカードを持って帰りかけの人を見つけて話しを聞くと、解散地はピア39とのことで、ピア3からえんえんと北に向かって歩いたのでした。すると少しずつデモから帰ってくる人が増えてきて、その人たちに聞くとまだ集会は続いているとのことで、なんとかピア39の集会に合流。ということで、ちょっと変なデモ参加 でしたが、それなりに意味はありました。というのは、デモを中から見るのではなくて(中にいるとそのエネルギーにうれしくなってしまうけど)、外から観察 できたから。

これがサンフランシスコのデモの写真。いずれもサンフランシスコ・クロニクルから。
http://home.earthlink.net/~kenjim/filechute/mn_protest_0336_kr.jpg
http://home.earthlink.net/~kenjim/filechute/mn-220x318-protest0120_kr.jpg

サンフランシスコのデモも、ワシントンのデモも、impeach(官職に関する不正を告発・告訴・弾劾する)というプラカードができてきた。これはウォー タゲート以来ではないか。

これらのデモの評価については、次のリポートに続く。

(室謙二)
07.1.29.


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