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★WtFからのGWプレゼント(2)
コネチカット州の州都ハートフォード。
ときに静寂を破るパトカーのサイレン、あるいは銃声。
最近は、これらに「ミスター・ソフティ」が加わった。
それは、アイスクリーム売りのヴァン。ガキっぽい音楽をがなりたてながらやってくる。
毎晩同じ音楽。それも何度も何度も。
"Turkey in the Straw" とか "The Entertainer"
とか。
ヴァンのオーナー、フェリクス・リオスは、この 2 カ月で 4 回、騒音条例違反の警告を受けた。5 月 2 日には、法廷に引き出される。
地域社会の権利と商業権の対立。リオスと弁護士ロン・ジョンソンは、言論の自由のために徹底抗戦するつもり。
ジョンソン。「騒音条例は憲法違反。アイスクリーム・ヴァンの音楽は昔ながらの伝統である」
裁判官レイモンド・ノーコは、裁判所の外にヴァンを停めさせて、音楽をトップ・ヴォリュームで流すことを命じる予定。
音が大きすぎると判断したら罰金を申し渡し、リーゾナブルと判断すればお構いなしになるはず。
音が小さければいい、という住民と、消せと主張する住民と。
ハートフォードには、ウィークデイの午後 9 時以降、週末の午後 10 時以降、子どもたちは外出してはいけないという条例がある。しかし、ヴァンが音楽をがなり立てるので、子どもがフラフラ外に出ていって困ると訴える住民もいる。
しかし、同情的な警官も。「ヴァンの主は、我々が音を落とせって言えば、すぐにその通りにする。しかし、事は地域社会の住民の多くに関わることで、彼は条例に違反しているのはたしかなのだから、ぼくも警告の切符を切らざるをえなかった」
子どもの意見。「ぼくはアイスクリーム・マンが来てくれてうれしいよ。彼のことが嫌いな人は、気むずかしい年寄りってこと」
ヴァンのオーナー、リオスは、4 年前、別のアイスクリーム売りから権利を買った。「アイスクリームがいけないっていうのは、アップルパイや野球がだめっていうのと同じじゃないか」
先の警官。「ヤクの売人とか売春婦のことじゃないんだ。ミスター・ソフティなんだよ。ここんとこに、妥協の余地があるはずじゃないか」
こうした妥協が積み重ねられる社会は、生き延びられる。
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