★大学町の上空を飛ぶ白いセスナ 182 型機

 インディアナ大学の本拠地、ブルーミントンは、人口 69,000 の小都市である。そこには 3,300 人の外国人学生も学んでいる。2 月 19 日以来、白いセスナ 182 型機が、正午と、午後遅くと、深夜の毎日 3 回ずつ、この町の上空を飛んでいるのが目撃されている。

 2 月 24 日に、航空管制関係者は、この飛行機が監視活動をしていることを明らかにしたが、その時点で、FBI はいかなる関与も否定していた。

 ところが、28 日になって、この小型機は、テロ組織との関与の疑いのある人々をモニターするために FBI が使っているものであることをはじめて認めた。

 FBI によると、現在のところ、ブルーミントンにもインディアナ州にも、いかなる脅威も確認していないが、外国籍の住民の監視をつづける、という。

 学生たちのなかには、捜査官の尋問を受けた者がいることを、大学関係者は明らかにしている。ただし、これが国家安全保障や「白い飛行機」と関連があるかどうかはわかっていない。

 この飛行機は、個人ばかりでなく、車輌やビジネス・オフィスも監視の対象としている。とくに、夜間に開いていて、ファクスやメールが送られる可能性のある場所は重点的にチェックされる。

 監視機は、ブルーミントンだけでなく、州都インディアナポリス周辺一帯を担当しているという。ということは、同様の監視体制が全米に敷かれているということではないだろうか。

 地上、海上、および通信ネットワーク、アメリカ中に張り巡らされているであろう監視網の「精巧さ」をうかがわせるのに十分な些事ではある。

[2003.3.4.]


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