★「アメリカのイラン攻撃は6月」説 |
去る2月18日に、アメリカ・ワシントン州の州都オリンピアのキャピトル劇場で行われた平和集会に出席したスコット・リッター(元国連大量破壊兵器査察官)が、爆弾発言をして話題になっている。しかも爆弾がふたつ。リッターはかつて、元国連大量破壊兵器査察官で、イラクの武装解除が遅れていること、アメリカが国連の活動に干渉することに抗議して、辞職した。この辞職が、イランが大量破壊兵器を所持しているという、誤った主張の根拠にされたと、リッターは述べている。
ひとつは、2005年6月のイラン爆撃をブッシュ大統領が正式に承認したこと、もうひとつは、アメリカが1月30日のイラク総選挙の結果を不正操作したこと。主要メディアはいずれの発言も無視している。
イランについては、ブッシュはすでに空爆命令をだしているという。これは、イランによる核兵器開発計画を阻止するのが目的と言われるが、最終的には、人口7千万の「石油国家」の体制変革を狙っていると、リッターは述べる。
1月30日の選挙について。ブッシュの言い方だと、「イラクの歴史の転換点、自由を推し進める一里塚」ということになる。しかし、リッターは、この選挙が「自由に」行われたとは言えないと発言した。アメリカは、選挙結果を操作し、シーア派政党連合、統一イラク同盟 の得票率を、56%から48%の過半数割れになるように操作したとする。選挙が公正に行われたことを印象づけるためであろう。
この点については、操作そのものに関わった人物が情報源と言われ、リッターは、まもなく「ピューリツァー賞ジャーナリストによって、ある都市雑誌に詳細が明らかにされるだろう」と予告した。これは明らかに、シーモア・ハーシュが『ニューヨーカー』誌に書くということである。
ハーシュはすでに同誌で、ブッシュ政権の次の標的はイランであり、同国内の偵察行動を広範に進めており、さらに、イスラエルと共同して、ミサイル攻撃の攻撃目標リストを作成中だと書いた。
現在、ヨーロッパが核開発を中止するようイランに働きかけているが、これがうまくいかないとなった時点で、ブッシュは行動に出ると、ハーシュは警告した。
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[2005.2.25.]